セーラー服歌人「鳥居」特設サイト

セーラー服の歌人 鳥居
鳥居

生きづらさを抱えたあなたに寄り添う、
天涯孤独の歌人のノンフィクション

セーラー服の歌人 鳥居

拾った新聞で字を覚えたホームレス少女の物語

著:岩岡千景(いわおかちかげ)
四六判・並製 272ページ
ISBN:978-4-04-865632-0
定価(本体1,300円+税)
2016年2月10日発売

壮絶な生い立ちの中、過酷な運命に何度もくじけそうになりながらも、短歌に出会って人生に居場所を見いだせた天涯孤独の歌人・鳥居の半生を新聞記者が綴ります。
キリンの子

初の短歌集、同時発売!

キリンの子 鳥居歌集

著:鳥居(とりい)
解説:吉川宏志
四六判・上製 168ページ
ISBN:978-4-04-865633-7
定価(本体1,600円+税)
2016年2月10日発売

歌集より抜粋
目を伏せて空へのびゆくキリンの子 月の光はかあさんのいろ
揃えられ主人の帰り待っている飛び降りたこと知らぬ革靴
慰めに「勉強など」と人は言ふ その勉強がしたかつたのです
花柄の籐籠いっぱい詰められたカラフルな薬飲みほした母
ふいに雨止むとき傘は軽やかな風とわたしの容れものとなる

鳥居とは
鳥居とりいとは

三重県出身。年齢非公表。2歳の時に両親が離婚、小学5年の時には目の前で母に自殺され、その後は養護施設での虐待、ホームレス生活などを体験した女性歌人。義務教育もまともに受けられず、拾った新聞などで文字を覚え、短歌についてもほぼ独学で学んだ。「生きづらいなら、短歌をよもう」と提唱し、その鮮烈な印象を残す短歌は人々の心を揺さぶり、支持を広げ始めている。小中学校に通えなかった自分と同じように、何らかの事情で学校に行けなかった人たちが、再教育を受けられる社会になるように、という願いをこめて、セーラー服を着て活動している。

2012年に短歌を作りはじめる。3000以上の応募の中から全国短歌大会に入選。
2013年掌編小説で路上文学賞。
2014年中城ふみ子賞候補作。
2015年に新聞に寄稿した短歌が、インターネット上で取り上げられ多数の「いいね」やリツイートが相次ぎ話題となる。

いとうせいこう推薦

『セーラー服の歌人 鳥居』『キリンの子 鳥居歌集』

三十一文字が長く細い鎖となって暗闇の底に降りていて、ふと手に取ると歌人が命がけで向こう端につかまっているのがわかるのだ。

歌人大口玲子推薦

『キリンの子 鳥居歌集』

生きることと直結した〈切実さ〉。生きることをまっすぐに希求する〈強さ〉。鳥居さんの短歌に注目しています。