
ぼっちーズ
定価(本体1,400円+税)
発売日 2010年11月25日
ISBN 978-4-04-870098-6
四六判
友達すらつくれない僕にも、好きな人ができた。
空を自由に飛びたいわけじゃない。
愛と勇気を友達にしたいわけじゃない。
明るく光る星一つ見つけたいわけじゃない。
僕が望むのは、普通の人のまわりに、当たり前にあるべきもの。
酸素とチョコレートの次ぐらいに、誰もが気軽に手にしているもの。
漢字二文字で、世界の在り方を大きく変えてしまうもの。
孤独と集団の壁を生み、ときに壊すもの。
友達。
生まれて初めてその単語を口にする。
僕は独りぼっちだ。
友達。
それは僕にとっての途方もない奇跡の象徴。
僕と他人が揃っても、『友達』 にはならない。『ぼっち達』 になる。
僕の場合、1と1が合わさっても、2にはならない。
なぜか1と1が、延々と続いていく。なぜだ。
僕は祈る。どうか届け。できれば神様に。
途方もない可能性を内包するご都合主義的な奇跡よ、降臨せよ。
友達。
僕はそれが、欲しい。
すべてはあの忌まわしき楽園、秘密基地から抜け出す為に。
愛と勇気を友達にしたいわけじゃない。
明るく光る星一つ見つけたいわけじゃない。
僕が望むのは、普通の人のまわりに、当たり前にあるべきもの。
酸素とチョコレートの次ぐらいに、誰もが気軽に手にしているもの。
漢字二文字で、世界の在り方を大きく変えてしまうもの。
孤独と集団の壁を生み、ときに壊すもの。
友達。
生まれて初めてその単語を口にする。
僕は独りぼっちだ。
友達。
それは僕にとっての途方もない奇跡の象徴。
僕と他人が揃っても、『友達』 にはならない。『ぼっち達』 になる。
僕の場合、1と1が合わさっても、2にはならない。
なぜか1と1が、延々と続いていく。なぜだ。
僕は祈る。どうか届け。できれば神様に。
途方もない可能性を内包するご都合主義的な奇跡よ、降臨せよ。
友達。
僕はそれが、欲しい。
すべてはあの忌まわしき楽園、秘密基地から抜け出す為に。
ぼっちーズ
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