自己啓発・教育

短歌歌人セーラー服自己実現教育

セーラー服の歌人 鳥居 拾った新聞で字を覚えたホームレス少女の物語
著者/岩岡千景
定価(本体1,300円+税) 発売日 2016年02月10日 ISBN 978-4-04-865632-0 四六判

母の自死から始まる衝撃のノンフィクション

母の自殺、小学校中退、施設での虐待、ホームレス生活――。今も複雑性PTSDの病と共に生きる女性歌人の感動的な半生。歌との出会いが、少女の命を救った――親もなく、信じられる大人とも出会えなかった時、人はどう生きるのか?これは、生きづらさを抱えたあなた、失意に沈む日のあなたに贈る物語。初歌集『キリンの子 鳥居歌集』と同時発売!

―――――――――――
過酷な運命を背負って生まれてくる人がいます。
この実話物語(ノンフィクション)の主人公もそんな一人です。
少女時代に父親から性的虐待(ぎゃくたい)を受けた母。
幼き日に目の前で見たその母の自殺、
その後、預けられた養護施設での虐待、
若くしてのホームレス生活――
義務教育もろくに受けられず、
拾った新聞などで文字を覚えた彼女が考えつづけた
 「なぜ、生きなければいけないのか?」
という問いへの答えとは?
これは、生きづらさを抱えたあなた、
失意に沈んだ時のあなた、
悲しみにくれる日のあなた――のための物語でもあるのです。

"芸術家は、もともと弱い者の味方だったはずなんだ"
        ――『畜犬談(ちくけんだん)』(太宰治)

<著者について>

岩岡千景
1968年東京生まれ。聖心女子大学を卒業後、中日新聞(東京新聞)入社。特別報道部などをへて2010年8月から文化部。2014年、音楽家の坂本龍一氏と東京新聞記者がメディアのあり方を議論した「坂本プロジェクト」に実行チームの一員として携わる。現在、瀬戸内寂聴氏と横尾忠則氏の連載などを担当。2人の娘がいるシングルマザー。

鳥居
三重県出身。年齢非公表。2歳の時に両親が離婚、小学5年の時には目の前で母に自殺され、その後は養護施設での虐待、ホームレス生活などを体験した女性歌人。義務教育もまともに受けられず、拾った新聞などで文字を覚え、短歌についてもほぼ独学で学んだ。「生きづらいなら、短歌をよもう」と提唱し、その鮮烈な印象を残す短歌は人々の心を揺さぶり、支持を広げ始めている。義務教育を受けられないまま大人になった人たちがいることを表現するために、成人した今もセーラー服を着て活動をしている。

2012年に短歌を作りはじめる。3000以上の応募の中から全国短歌大会に入選。
2013年掌編小説で路上文学賞。
2014年中城ふみ子賞候補作。
2015年に新聞に寄稿した短歌が、インターネット上で取り上げられ多数の「いいね」やリツイートが相次ぎ話題となる。

◆特設サイト
http://amwbooks.asciimw.jp/sp/torii/

RECOMMENDED